「梅は岡本、桜は吉野、みかん紀の国、栗丹波」

兵庫の里謡でも「梅は岡本、桜は生田、松の良いのは湊川」と唄われ、梅の名所として古くから人々に親しまれている岡本梅林。

1986年末、梅は区の花に選定されるほど東灘区とゆかりの深い花となりました。

今回ご紹介する岡本（梅林）公園には38種約194本の梅の木があります。　

場所は阪急岡本駅北西徒歩10分。

近くには岡本八幡神社があります。

八幡神社から北東へ15分程進むと保久良神社があり、途中の保久良梅林にも白梅約150本、紅梅約100本があり有名です。

登山道にもなっており、金鳥山経由で六甲山にハイキングされる方も多数おられます。

さて、ここ岡本公園は1982年に開園、2011年にはスロープの設置など車椅子の方でも園内を行き来出来るようリニューアルがされました。

園内を少し散策♪

今年は昨年に比べ1月の気温が1度程度高く、開花が1週間程早く開花率は70%だそうです。

こちらは紅千鳥（べにちどり）

千鳥が飛び交うように小さいながらもよく引き締った花を咲かせます。

呉服枝垂（くれはしだれ）

満開になると花弁の縁が白くなり、花色が変化するそうです。

大盃（おおさかずき）

めでたさを名にあらわした花。

紅色が見事です。

冬至梅（とうじばい）

花びらを寄せ合うように･･･早咲き品種です。

途中、休憩所もあります。

水の音を聞きながら

ちょっと一息。

上を見上げると

青空と雲をバックに花を咲かせる梅(^O^)

高台からは園内の梅に、神戸の街並みの先には海も見渡せてとても気持ちが良いですよ。

道知辺（みちしるべ）

あまりにも芳香が強いので夜間でも開花がわかり、道標の役割も果たすことから名付けられたとか。

他にも思いのまま・通い小町・楊貴妃など素敵な名前の梅もたくさんあります。

風待草、春告草という古名を持つ梅。

もうすぐ春ですね。

岡本（梅林）公園では毎年「摂津岡本梅まつり」が開催されます（2014年は2月23日）

甘酒が振舞われたり、梅ガイドによる梅の紹介などがあり多くの人で賑わいます♪