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イベント食 〜福井県・あわら温泉-~

2019年07月02日

皆様、こんにちは。

6月のイベント食は福井県・あわら温泉がテーマです。

 

献立は

大根まま、鶏の治部煮、温奴、めった汁、林檎

となっておりました。

 

あまり馴染みのない献立名も見受けられますね。

 

まず、大根ままと言うのは大根ごはんの事です。

塩茹でした大根の葉をきざみ、ごはんに混ぜ込むものです。

白米が貴重な時代につくられたので

シンプルな味わいの物が郷土料理として定着したのでしょうか?

興味深いですね!

 

次はメインですが、治部煮はメジャーな献立かと思います。

『じぶじぶと煮立てて作る』事から治部煮、と命名されたようです。

片栗粉でとろみを付けているので冷め難く、

レンジの無い時代は画期的な献立だったのかな…

なんて思ってしまいますね。

写真を見ると分かりますが鶏の他にも

さつま芋、花麩、法蓮草、人参、筍…と、色んな具を取り入れて

色取りよくなるよう工夫しています。

 

北陸に位置する福井では大豆の生産が盛んという事で

豆腐も献立に入れてみました。

畑の肉と言われる大豆で出来た豆腐で、しっかりと栄養補給していきたいですね。

めった汁は豚汁の事を指します。

『めった』に食べられない豚の入った汁物、

やたら『めった』ら具を入れる汁物…と由来は諸説あります。

豚の甘みが汁に溶けた美味しい一杯となりました。

 

フルーツはあっさりしていて今の時期に出回っているもの

という事で林檎にさせて頂きました。

汁にとろみがついていたり、塩味や旨みを利かせた献立となっていたので

果物の甘みでお口直しが出来たのではないかと思います。

 

 

左の写真は飲み込むのが苦手な方に向けて加工したものになります。

汁椀は見えやすいようにまだ汁を入れていませんが、

鍋をユニットに配り、温め直してから提供をさせて頂いています。

 

1番下の写真は今回のイベント食のPOPです。

このブログで紹介した事が載っていたり、

その地域の位置取り・特徴が書かれています。

 

 

これを見ながら昼食を楽しんで、

福井県の豆知識が増えたのではないでしょうか?

 

目を見張るような献立はなかったですが、

時代や地域の特性を受け継いできた事を感じられ多様に思います。

それでは、次回のイベント食も楽しみにお待ち下さいね!

カテゴリ: その他 投稿者: 神戸福生会