2022.12.07
お知らせ永栄園では利用者さまの心豊かな生活の実現に向けて
誤嚥性肺炎の予防に努めております。
昨年度より口腔ケアマニュアルを更新し看護職員の実技指導が入ることで
ケアに用いる用具・ケアの様式を統一、共有しました。
さらに「口腔ケアチェックシート」を利用することで視覚的に職員が
課題について共有できるようになりました。
口腔ケアにおいて「舌苔」の除去は大きな障壁でした。
強く擦ると舌が傷ついてしまいますし、かと言って工夫なしでは落ちません。
「舌苔」が残ることで口の中に菌が繁殖し、誤嚥性肺炎のリスクが高まります。
そこで看護主任のアイデアで「刻んだパイナップル」を使用しました。
パイナップルには「舌苔」の正体であるタンパク質汚れを分解する、
「タンパク質分解酵素」が含まれています。
このパイナップルを使用することで「舌苔」を除去することに成功しました。
チェックシートの活用と利用者様にとって安全な工夫によって
永栄園全体の年間の入院日数が2020年度から約50%軽減されました。
これからも利用者様の心豊かな生活の実現に向けて技能向上に努めます。