神戸福生会では、社会と共に持続的に発展することを目指しており、本会のサステナビリティ重点領域に関わる活動と、そして本会の強みをいかして地域の課題を解決する活動で社会に貢献していきます。
平成7(1995)年1月17日に発生した阪神淡路大震災の際、一般避難所で体調を崩す高齢者を支援するため施設を開放し要援護高齢者の受け入れを行いました。
また、区内の医師や看護師、福祉関係者と連携し「ながた支援ネットワーク」を立ち上げ、現在の福祉避難所の先駆けとなる「介護付き避難所」を開設し、多くの高齢者支援にあたりました。
平成23(2011)年3月11日に発生した東日本大震災の際には、所属団体の一員として現地に職員を派遣し、被害にあった福祉施設の調査を行うとともに、福島県内の介護老人福祉施設に介護職員を派遣し、被災地の福祉の維持に努めました。
神戸市においても、阪神淡路大震災や他府県での水害等、未曽有の災害を想定し、様々な取り組みを積極的に行っています。その一つが、福祉避難所の設置で、現在、神戸市内109ヶ所の介護施設が災害時に避難所を開設することとし、本会も市内5拠点でこの取り組みに協力をしています。
「福祉避難所」とは、災害時の避難所での生活において、何らかの特別な配慮を要する方々のために、市が二次的に開設する避難所として位置づけられています。
また、災害時に神戸市が要請した場合に速やかに開設し、要援護者の受け入れに即時に対応する避難所として「基幹福祉避難所」の開設にも、市内2拠点で協力することとし、定期的に地域関係者と避難所開設訓練を実施しています。
介護職員初任者研修、介護福祉士実務者研修を開講し、福祉分野の中核的役割を担う人材の育成に取り組んでいます。
これまで、多数の卒講生を輩出し、本会のみならず、様々な分野で活躍をしています。
本会では、将来、母国の医療、福祉、介護の発展に寄与する人材の育成として、介護福祉士国家資格取得を目指す、海外からの留学生を受け入れしています。
国内の介護福祉士養成校を卒業し、介護福祉士として日本国内だけでなく、母国で活躍することが期待されています。
また、技能実習生の受入も行っており、実習期間を通じて、日本で学んだ介護技術を母国に持ち帰り、福祉の発展に寄与する人材の育成に努めるとともに、今後、彼らの中から、介護福祉士の資格者を輩出できるよう、教育的支援に力を注いで参ります。
現在、ベトナム、中国、ミャンマー、インドネシアから多数の外国人材が活躍しています。